8/6 addict-match
addict match 2ndSeason
日時:8月6日(日) 14時〜16時
会場:しんよこフットボールパーク|新横浜公園
天気:晴れ
【チーム紹介】
M-addict (キャプテン・村越)
(後列左から)笹沼、堀場、ゴッツ、犬伏、菅原、堀田
(前列左から)後藤、落合、村越、根岸、佐久田、ノブ
※欠席:北田
D-addict(キャプテン・大樂)
(後列左から)清水、松永、松原、曽根、田辺、要
(前列左から)梅津、大樂、佐野、一平、佐藤、
※遅刻:平井、欠席:猪飼、助っ人:太郎
【マッチレポート】
■あの日の2人にはこの日の景色が想像出来ただろうか?
今やF-addictの歴史を語るうえで欠かすことの出来ない伝説のゲームとなった2013年夏のN-addict vs O-addict。
あの夏の日から4年の歳月を経て、“お祭りだけど、ガチな戦い”addict matchが、キラキラ光る真夏の太陽が照り付ける新横浜で開催された。今回は、村越がキャプテンを務めるM-addictと、大樂がキャプテンを務めるD-addictが対戦。
キャプテンを務める両氏の間には、知る人ぞ知るエピソードがあった。そもそも大樂がF-addictのメンバーになったきっかけの人物は他ならぬ村越。遡ること2年前、当時スポーツジムで顔見知り程度の間柄だった2人が、何気ない会話の中から共通の趣味が“サッカー”ということが判明。そこから2人の距離は年の差を超えて瞬く間に縮まり意気投合。先にF-addictのメンバーだった村越が、大樂を誘うというカタチでチームに加入したのだ。
今回のaddict matchのキャプテンが村越と大樂に決定した瞬間、村越には先輩としてのプライドが、大樂には、下克上的な挑戦者のメンタリティがあったに違いない。スポーツジムで出会ってから2年、あの日の2人にはこの日の景色が想像出来ただろうか? そんな2人の思いがシンクロした試合前のセンターサークル、時刻は14時10分、運命の一戦はM-addictのキックオフでスタートした。
■M-addictが圧倒的な試合展開に持ち込む
試合は予想に反して、1本目から動いた。仕掛けたのは村越率いるM-addict。前半7分、右サイドからゴール前に上がったボールに対し、後藤が絶妙なタイミングで左足を振り抜き先制点を奪う。その3分後には、右サイドの菅原からのゴール前を横切る絶妙なセンタリングに対し、裏に駆け込んだ笹沼がジャストタイミングで合わせて追加点を奪取。ここで1本目が終了。
2本目もM-addictの波状攻撃は続いた。立ち上がり早々ペナルティエリア内で、D-addictのDF松原がボールを処理する際に痛恨のハンドを犯してしまう。PKを獲得したM-addictのキッカー村越は、臆することなく落ち着いてPKを右隅に決める。この時点でM-addictが3-0とリードし圧倒的な試合展開に持ち込む。2分後、D-addictは、平井の中央からのスルーパスに反応した田辺がゴールを奪い1点を奪うが、「焼け石に水…」。M-addictのメンバーはそう思っていたに違いない。
■何が起こったのか状況を理解できず呆然とするM-addict
だが、試合はここから予想外の展開へと突入する。
そう、D-addictが奪った1点目は反撃の狼煙だったのだ。D-addictは暑さで運動量が落ちたM-addictのDF陣に対し、平井&大樂の個の力をベースに連携したパスワークのケミストリーが炸裂し、約8分間でゴールラッシュを演出。瞬く間に3点を奪いスコアを4-3とひっくり返してしまったのだ。
何が起こったのか状況を理解できず呆然とするM-addictと、喜びに湧くD-addcit。両チームが体感した天国と地獄のコントラストが、灼熱のグラウンドにまるで蜃気楼の如く映しだされていた。
3本目はお互い攻め手を欠き、均衡状態が続く。
D-addictの1点リードで迎えた4本目。M-addictとしては一分一秒でも早く1点を奪いまずは同点としたいところだったが、その思いは見事に打ち砕かれていく。2本目にM-addictを襲った“悪夢の8分間”が再び4本目にも訪れたのだ。田辺のゴール、平井のゴール、さらにトドメのトドメで平井のゴール。
2017年8月6日15時56分。
ブルーとエンジのユニフォームを身にまとい、サッカーに対してイノセントでアディククトな25人のサッカー中毒者達の夏は静かに幕を閉じた。
「F-addict」
この日、グラウンドにいたみんなの景色を一言で表現するなら迷わずこの言葉で形容したい。そこには、チーム名の由来をリアルに体現した、休日に友達と家族でサッカーを楽しむ33人の姿があった…。
文●根岸
〔RESULT〕
M-addict 3-7 D-addict
■1本目(得点/アシスト)
M-addict:後藤
M-addict:笹沼/菅原
■2本目
M-addict:村越 PK
D-addict:田辺/平井
D-addict:大樂
D-addict:田辺/太郎
D-addict:大樂/平井
■3本目
■4本目
D-addict:田辺/大樂
D-addict:平井
D-addict:平井
【両チームキャプテンコメント】
M-addict:村越
——試合の終えての感想は?
「悔しい気持ちでいっぱいです。1日経った今でも悔しい。D-addictはもちろん強かったですが、3点リードした時点で守備固めにシフトしてたら最小失点で切り抜けられたかなと思います。あと、1点リードされた3本目はM-addictペースで、良い形を作れてチャンスも多かったけど決めることが出来なかった。辛うじて体力が残ってる3本目に得点出来なかったのも悔やまれる点です。自分が選ばせてもらったメンバーと一緒にサッカーが出来てホント楽しかった。でもやっぱり悔しい。リベンジマッチというものがあればもう一度したいくらい悔しい。田辺が3点…あー悔しい」
——キャプテンをやってみての感想は?
「短期間のキャプテンでしたがチームをまとめるというのは難しいなと思いました。でも皆んなが協力してくれて一丸となってくれて責任感も持てたし、やり甲斐があって楽しかったです。もしまたM-addict対D-addictがあったら次は絶対勝ちますよ! 今回は参りましたm(_ _)m」
D-addict:大樂
——試合の終えての感想は?
「とにかく勝つことが出来て良かったです!繋げて走れて戦えて楽しめるをコンセプトに臨んだ結果、それがハマった感じでした!ただ、正直0-3の時は絶望的でしたし、松永さんがボール置いて遠くを見てる時は焦りました。笑」
——キャプテンをやってみての感想は?
「正直キャプテンらしいことはやっていないと思います。恐縮なコメントですが、全員がそれぞれの立場でキャプテンシーを発揮して下さったので、自然とチームの方向性が決まり、一丸となって戦えたと思います!貴重な機会をありがとうございました!」
【MVP】
D-addict:梅津
選考理由:0-3と劣勢に立たされたシーンにおいても、声でチームを鼓舞し「諦めない姿勢」でチームを引っ張った為。
【PHOTO GALLERY】