12/6 addict match
「すみません、下痢と発熱しました。もし明日朝に熱と下痢が直らなったら休みます。めちゃくちゃ大事な試合なのにホントすみません」
12月5日、19時58分、北田はそのLINEを出張先の仙台で確認した。
しかも、そのLINEの文面をすべて読み終わる前に、
彼の脳裏には、“あの夏”に経験をした紅くて苦い記憶が蘇った。
そして、スマフォの画面に向かってマスク越しにこう呟いた。
「ノブ、俺と一緒じゃん」
“あの夏”(2017年8月)以来と開催となった、“お祭りだけど、ガチな戦い”、addict match。
第3回大会は、笹沼率いるJ-addictとノブ率いるNB-addictによる一戦が、
初の冬開催として、理研グラウンドで行われた。
J-addict
(写真後列左より)佐久田、要、田辺、後藤、猪飼、村越、新里 (同前列左より)翔太、曽根、落合、笹沼、根岸、リョウタ
NB-addict
(写真後列左より)菅原、長久保、野口、前田、清水、犬伏、高橋 (同前列左より)堀田、鈴木、佐野、ノブ、足助、西村、ゴッツ
試合前コメント
ノブ
「相手は俺がぶっ倒したいやつらばかり! 今日のテーマは“挑戦”です。僕たちのチームに負けたら、ホント恥ずかしいと思ってください。メンツを見る限り相手は勝って当たり前でしょ。0-2で負けてもうちの勝ちだね。なぜなら、うちに3点のハンディがあるから(謎)」
笹沼
「ポジションの真ん中を固めたかったので、村越、要、曽根を獲れたことは良かった。両サイドに走れるメンバーがいるので、攻めも守りもバランス良いメンバーかなと。とりあえず、7-0で勝ちます」
試合レポート
【前半】 J-addict0-0NB-addict
NB-addictの戦術がハマる。右サイドバックに犬伏を置き、J-addictの攻撃の生命線でもある笹沼&田辺の攻撃を抑える。また、久しぶり参加の10番・菅原が絶妙なポジションに陣取り、攻撃と守備のタクトを振る。さらに西村のテンポの良いパスも攻撃のアクセントとなり、野口のサイド攻撃を活かす。
一方のJ-addictも攻撃を仕掛けるが、イマイチハマらない。キャプテン笹沼の誤算は、この1年、参加が激減し体力が伴っていない田辺&リョウタの両翼か⁉ そんな中でも要がいくつかチャンスを演出。ゴール前に飛び出し根岸への決定的なパスや、惜しくもポストに嫌われた左サイドからのシュートなど、攻撃の中心となっていた。
【後半】J-addict0-0NB-addict
一進一退の攻防が続く。そんな中でも、村越VS前田によるゴリゴリのマッチアップや、落合VS佐野の現&前代表による意地の張り合いマッチアップなど、見どころは満載。試合も徐々にヒートアップしたが、結局両チームとも決定力を欠き、ゲームは終了。
試合の詳細は、下記動画をチェック!
(後で入れます)
【PK】
試合後のコメント
ノブ
「0―0で終わっちゃったってことは、僕たち3-0の圧勝ってことでよろいしですかね? PKは別腹なので、僕たちは勝ったつもりでいます」
笹沼
「もっと点を獲って勝ちたかった! 勝ったけど、悔しい。その理由は、PKでうちの5人目のキッカーは俺だったんだけど、最後に“俺が決めて勝つ”。その流れにしたかった!」
MVP 村越
RESULT
第3回 addict match 日時:2020年12月6日 会場:理化学研究所サッカー場
天気:晴れ
J-addict VS NB-addict 1st :0-0 2nd:0-0 TOTAL:0-0 PK:4-3
文●根岸
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